【フクスケコーヒー代表 三浦 拓也】焙煎大会1st crack coffee challengeの優勝インタビュー

オランダの焙煎機Giesenを取り扱うGiesen Japanさん主催の焙煎の大会です。他の大会と違って焙煎技術だけでなく、プレゼンテーションや抽出も行う、焙煎士として総合的な能力を試される大会でした。

基本的には一番おいしいコーヒーを焙煎した人が勝ちという大会が多いです。しかし、この大会の場合は、コーヒーのことを深く理解し、技術だけでなく広い視野を持つ若手人材の排出を目的とした大会、これからのコーヒーの未来を考える競技会でした。

はい。 焙煎士が抽出やプレゼンテーションを行う大会は他にはないので、他の参加者の方々もたくさん悩まれたんじゃないかなと思います。

焙煎の大会には全て挑戦したいなという思いがあったので今回出場しようと思いました。

大会に出場するということは、準備含め大変なことも多いと思うんですが、チャレンジすることで更に自分自身の力を高めることができたり、チャレンジすること自体が仕事観や人生観にも良い影響を与えてくれたように感じます。

また支えてくれた仲間や家族、大会運営の方、しのぎを削った他の参加者の方など、多くの方々と共に成長できたことにとても嬉しく思います。

 自分のことを多くの人が知っていただけるようになりました。 自分の届けたいコーヒーを多くの方に知っていただくきっかけになったんじゃないかなと思います。

決勝のプレゼンテーションでは、『私の考えるコーヒーの今とこれから』という大きなテーマをいただいて、その中でプレゼンを行いました。私の場合『コーヒーを通じて幸せの輪を広げる』という事をお話ししました。

コーヒーの未来に対して自分は何ができるんだろうと考えた時に自分の力はとても小さく感じました。環境問題や戦争紛争など大きな力の前で、何ができるんだろうと自問自答しました。

でも結局は、社会を動かしているのは私たち人間で、小さな力でも一人一人が考えて行動していくことが大きな力に繋がっていくんじゃないかと思いました。

自分にできることは焙煎士として、コーヒーや社会に真摯に向き合い行動し続けることだと考えています。

ブレンドコーヒーを提供しました。 より多くの方にコーヒーの魅力を伝えたいと考えた時に、コーヒーを飲まれる方は酸味のあるコーヒーが好きな方もいれば苦味のあるコーヒーが好きな方もいらっしゃいます。

まずはどんな方にでもマッチし、そこからさらに自分の好みやまた違った味わいに気づくきっかけとなるようなブレンドコーヒーを作りました。

フルーティさがありながら、程よいコクもある味わいになっていますので、ぜひ皆様に楽しんでいただきたいです。

▶優勝ブレンドの【SAKURAI BLEND】はこちら

ハンドドリップで淹れました。 コーヒーを淹れることって少しハードルが高く感じられる方もいらっしゃると思うんですが、簡単かつ楽しく淹れることが出来るようなレシピを作ったので、ぜひみなさんにも試してほしいですね。

今後は自分の地元愛知県安城市でコーヒーロースターを開業する予定です。コーヒーの魅力を広げながら、地域社会やコーヒーに関わる社会全体に貢献できる取り組みを行なっていきたいと思います！